電動キックボード「16歳以上の年齢制限」など…警察庁が“改正案”の方針固める[2021/12/23 14:00]

 警察庁は、一部の電動キックボードについて、年齢制限を設けるなどの方針を固めました。

 警察庁の有識者検討会がまとめた報告書では、自転車と同じ程度の速度の時速15キロから20キロで走行可能な電動キックボードについて、運転免許を取得する必要はないものの、16歳以上の年齢制限を設けるべきと結論付けました。

 走ることができる場所は車道や自転車道ですが、最高速度の制御と表示ができる場合は、歩道や路側帯も走行可能としています。

 また、時速15キロから20キロを超えるスピードのものは、原付バイクと同じ扱いとなります。

 警察庁は、これらを盛り込んだ道交法の改正案について、年明けの通常国会への提出を目指しています。

 警察庁によりますと、電動キックボードに関して、9月から10月の2カ月で、全国で取り締まりが23件、人身事故が1件、物損事故が14件起きています。

 一方、自動運転についても報告書がまとめられました。

 来年度から一部の地域で遠隔監視のみの無人の自動運転による移動サービスが始まることを踏まえ、地域への事前の説明に加え、緊急時の対応などについて各都道府県の公安委員会の審査が必要であるとしました。

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