福島原発 6台ロボットで1号機の格納容器再調査へ[2022/01/06 22:13]

 東京電力は福島第一原発1号機の格納容器の内部調査を12日に始めます。6台の水中ロボットが順次、投入されます。

 福島第一原発事故では1号機から3号機まで炉心の燃料がメルトダウンし、その多くが燃料デブリとして格納容器の底にたまっていると見られています。

 これまでに2号機と3号機では底にたまった燃料デブリが確認されています。

 1号機でも2017年3月に5日間にわたってロボットで調査をしましたが、堆積(たいせき)物は映ったもののデブリの姿を捉えることはできませんでした。

 堆積物の下にデブリがあると見られていて、今月12日からの調査では堆積物が何なのかを中心に調査をします。

 具体的には役割の異なる6台の水中ロボットを順次、投入して堆積物の厚さの測定やサンプリング、3D地図を作るためのデータ収集などをする方針です。

 調査は9カ月に及ぶということです。

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