国内のオミクロン株は北米系統か 医科歯科大が分析[2022/01/19 00:21]

 東京医科歯科大学は附属病院に入院していたオミクロン株の患者を解析したところ、北米で広がっているオミクロン株の系統に似ていたとする研究結果を発表しました。

 東京医科歯科大学の武内寛明准教授らはオミクロン株の入院患者5人についてゲノム解析をしました。

 その結果、4人には共通した追加の変異があることが分かり、2種類のオミクロン株が確認されました。

 いずれもアフリカやヨーロッパで流行しているものではなく、北米で広がっている系統に近かったということです。

 今回解析した患者らは国内で流行しているオミクロン株と変わらず、武内准教授は「国内で確認されているオミクロン株も北米地域のものと近い可能性が極めて高い」と分析しています。

 ただ、オミクロン株が北米から国内に直接入って広がったかは分からず、「他の地域での広がりを経て国内に入ってきた可能性もある」としています。

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