厚労省専門家会合で提言案 若い世代は検査せず診断[2022/01/21 06:14]

 新型コロナ対策を助言する厚生労働省の専門家会合で、今後、医療が逼迫(ひっぱく)した際は重症化リスクの低い若い世代は検査を行わず、症状だけで判断することを検討すべきとする見解が示されました。

 脇田隆字座長:「オミクロン株の特徴がかなり分かってきたので、特徴にふさわしいメリハリのついた効果的な対策が必要だろうと」

 20日に開かれた専門家会合で、政府の分科会の専門家らは基礎疾患がない50代未満の多くは症状が軽いとしたうえで、今後、感染者が急増した場合には検査を実施せず、症状だけで診断することも検討すべきとする提言案を示しました。

 また、外出自粛などの「人流抑制」ではなく感染リスクの高い場面での接触機会を減らす「人数制限」を行うべきなどとしています。

 早ければこの2週間前後でオミクロン株の感染者数のピークが到来する可能性があるということです。

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