「予報士のつぶやき 太陽で感じた春への足音」[2022/01/26 13:50]

まだまだ冬を感じる寒さが続いていますが
あと10日ほどすると立春、暦では春となります。
すでに沖縄では桜が咲き、九州や四国などでは梅の開花の便りが届いていて
寒いながらも少しずつ春に向かっているようです。

私の周りでは、まだ桜や梅は見られませんが、
先日、いつもと同じように娘を保育園に迎えに行ったとき、
空の色が少し明るくなったと感じ、日が伸びたことに季節の進みを感じました。

日差しのぬくもりと言うにはまだ少し早いですが、
太陽の変化がこんな言葉を思い出させてくれました。

「光の春 音の春 気温の春」

春は、冬至に比べて昼間の時間が長くなり、日差しが強くなってくる。
まずは「光」で春を感じ、次に雪解けの音や虫の声など、「音」で春を感じる。
そして春分を過ぎるころには気温も上がって、「気温」で春を感じるようになってくる。
というものです。

これから迎える春、今年は是非、この春の変化を味わってみてください。

先日、気象庁から発表された3カ月予報によると、
2月や3月も西日本に引き続き寒気が流れ込みやすい状況で、
西日本は平年よりも寒くなる予想が出ています。
今年はゆっくりとした変化を楽しむことができるかもしれません。
一方で北日本は平年より気温が高めで、
今年は春の訪れが早くなるかもしれません。

テレビ朝日気象デスク 手塚悠介

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