全国初・自主療養『神奈川モデル』の必要性 県の統括官に聞く[2022/01/28 23:30]

神奈川県では、28日から医療機関のコロナの診断を受けずに、自主療養ができるようになりました。対象は6歳〜49歳で基礎疾患がない方。肥満や妊娠している方は対象外になります。自分で抗原検査キットや無料のPCR検査などを行って、陽性が出た場合、LINEなどで健康観察を受けるという仕組みです。ただ、あくまでも選択肢の1つなので、本人が不安なら病院への受診は可能です。

この“自主療養”について、神奈川県のコロナ対策を指揮する阿南英明統括官に聞きました。

(Q.抗原検査キットは、どれでもいいのでしょうか)
阿南英明統括官:研究用ではなく、“薬事承認”されているものが対象です。

(Q.体調が悪くなったときの医療機関受診の目安はどのようなとこにありますか)
阿南英明統括官:風邪薬を飲んで、数日経っても熱が下がらない場合など、症状が続く場合は病院へ。

(Q.療養中、どうしても買い物が必要なとき、どのようなことに気を付ければいいでしょうか)
阿南英明統括官:不織布マスクを着用。短時間で喋らないことを徹底してほしい。買い物に行かなくてすむように、防災グッズと同じで食料や水、風邪薬、抗原検査キットを事前に準備しておいて欲しいです。

オミクロン株は基本的には軽症がほとんどで、肺炎になるリスクが低いため、必ずしもパルスオキシメーターなどは必要ではないそうです。

(Q.いつ、どうすれば仕事に復帰できるのでしょうか)
阿南英明統括官:症状のある人は、原則、発症日から10日間経過で復帰できます。10日経っても症状が残る場合、症状が落ち着いてから72時間後に復帰できます。

(Q.“神奈川モデル”への想いについて)
阿南英明統括官:敵が変わったので、立ち回り方を変える必要があります。オミクロンの対応として、メリハリをつけて時間稼ぎをし、ワクチンを打ち切ることが大事です。

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