予報士のつぶやき 2月は雪崩の季節[2022/02/01 14:55]

今年は北日本を中心に平年を大きく上回る雪が降っています。
青森県の酸ケ湯では積雪が43センチに達して
1月の観測史上1位の記録を更新しました。

これだけの雪が積もると心配になるのは雪崩です。

世界でも有数の豪雪地帯である日本には
国土交通省が公表する雪崩危険箇所が
2万箇所以上あります。

そして2月はもっとも危険な月になります。

1978年から2020年に発生した集落雪崩のうち
実に58%が2月に発生していました。(国土交通省)

2月に入ると次第に寒暖差が出てきます。
少し溶けてはまた積もるということを繰り返して
雪が崩れやすくなるためです。

自治体のホームページなどで
ご自宅が危険個所に含まれていないかを確認するようにしましょう。

そして危険な場所にお住いの方は
気象庁が発表する注意報を
こまめに確認するようにしてください。


テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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