海外巨大噴火時の当面対応「2時間以内に情報」[2022/02/08 17:48]

 先月、トンガで発生した大規模噴火を受けて気象庁は海外で巨大噴火が起きた際の当面の対応として、発生後2時間以内には情報を出し、状況に応じて津波の注意を呼び掛けるとしました。

 先月15日に発生したトンガでの大規模噴火では鹿児島県や岩手県で1メートルを超える潮位変化を観測しましたが、気象庁が津波警報を発表するまで11時間以上かかり情報の発信も不十分でした。

 メカニズムなどが不明だったことが理由だとしています。

 こうしたことから気象庁は今月中に有識者を集めて勉強会を行い、4月以降には海外の火山噴火などによる潮位変化の情報発信のありかたについて検討会を行うと発表しました。

 その結果が出るまでは、海外で大規模な噴火があった場合には遅くとも2時間以内に噴火があったことを伝えて注意を促し、国内外での津波の有無をリアルタイムで観測し、細かい情報発信に努めるとしています。

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