国内のオミクロン株 少なくとも4経路で流入か[2022/02/14 14:00]

 国内で検出された新型コロナのオミクロン株について遺伝情報を解析したところ、少なくとも4つの経路で国内に入ってきた可能性があることが分かりました。

 国立感染症研究所は、先月17日までに国内で確認された2650例のオミクロン株について詳細な解析をしました。

 その結果、国内のオミクロン株は少なくとも4つの種類があり、それぞれ異なる経路で海外から入ってきた可能性があることが分かりました。

 このうち、国内で流行の主流となっている種類は、アメリカで多く検出されているのと同じか近い系統だということです。

 また、九州地方で確認された後に関東などに広がった種類は、アメリカやイギリスで検出される系統に近いものでした。

 さらに、関東地方や東北地方で感染が広がった種類は、ヨーロッパやアジアで検出が多い系統に近かったということです。

 一方、去年12月下旬から関西地方で検出された種類は、その後、感染が広がっておらず、国立感染症研究所は「クラスター対策などで、収束したと考えられる」としています。

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