原発避難者訴訟3件で東電の賠償責任が確定[2022/03/08 22:24]

 福島第一原発事故で避難した住民らが東京電力に賠償を求めた3件の集団訴訟で、最高裁はいずれも東電の上告を退ける決定をし、国の指針を上回る総額11億円の賠償を命じた二審判決が確定しました。

 福島県から避難した住民らは東京や福島で3件の集団訴訟を起こしていました。

 二審ではそれぞれ東電に対し、国の基準を上回る賠償を命じ、東電が上告していました。

 最高裁は7日付でいずれも東電の上告を退ける決定をしました。

 500人余りに対し、合わせておよそ11億円の賠償を命じた二審判決が確定しました。

 避難住民らが起こした裁判を巡っては、2日付で3つの集団訴訟で東電に対し、国の基準を上回る総額14億円の賠償を命じた判断が確定しています。

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