少年刑法犯、過去最少の一方で大麻絡みは過去最多 SNS影響[2022/03/10 20:30]

 殺人や窃盗など去年1年間に刑法犯として検挙された少年は1万4818人で過去最少を更新しました。一方、大麻に絡んで検挙された少年は994人で過去最多となりました。

 全国の警察が去年1年間に殺人や窃盗など刑法犯として検挙した少年は1万4818人で前の年から2600人以上減り、過去最少を更新したことが警察庁のまとめで分かりました。

 一方、大麻が絡む事件で逮捕・書類送検された少年は994人で過去最多となりました。

 警察庁はスマートフォンやSNSの普及で入手しやすくなったことや大麻への危険性の意識が薄くなっていることが原因と分析しています。

 また、誘拐や強制わいせつなど悪質な事件の被害者となった子どもは141人でした。

 SNSやオンラインゲーム、出会い系アプリなどで知り合った人と会うことに抵抗を感じない子どもが増えたことが背景にあるとしています。

 警察庁は子どもが事件に巻き込まれないようスマホやSNSなどを適切に利用するよう呼び掛けています。

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