1971年 学生の街 飯田橋、神田、お茶の水 空から見た有名大学の旧校舎[2022/03/11 20:00]

東京警察病院が国鉄飯田橋駅西口にあった1971年、昭和46年の映像です。
ヘリは外堀沿いに西に進みます。
こちらは東京逓信病院。

そして法政大学。
エレベーターつきのマンモス校舎として話題になりましたが、今このキャンパスには27階建てのボアソナードタワーが建っています。
ボアソナードは法政大学の前身、東京法学校の教頭を務めたフランス人です。

隣りのこちらは三輪田学園。

画面右の四角い屋根は、靖国神社の相撲場です。
靖国神社の境内をかすめながら、嘉悦学園の方向へ回ります。
嘉悦学園は江東区に移転し、今はここも法政大学です。

もう一度、東京逓信病院です。警察病院は中野に移転しましたが、逓信病院は今もここです。
ちょうどこのころから建て替えが始まり、画面左に建築中の仮病院を手始めに、10年後、10階建ての現在の病院が完成しました。

ふたたび法政大学を見ながら、靖国神社へと進んでいきます。
女性が3人見えます。こちらを見上げています。
現在このあたりには啓照館という支度部屋など多目的に使われる建物が建っています。

招魂斎庭、靖国会館をすぎると遊就館です。
道を挟んで修道院と白百合学園。
靖国神社外苑の大村益次郎像をすぎると、インド大使館の平たい屋根、そして北の丸公園です。

見えてきたのが日本武道館。
武道の大会はもちろん、多くの大学の入学式・卒業式が行われる場所でもあります。
今年2022年も法政・明治などが予定しています。
無事に挙行できるといいですね。

画面右上から見えてきた古い3階建て、1934年、昭和9年に建てられた陸軍憲兵隊の官舎です。
二間と台所の2Kでした。

首都高速を越えて一橋中学校。
神保町交差点の手前のビルに入る岩波ホールは、今年2022年7月での閉館が発表されました。

カメラは駿河台の明治大学本部に寄っていきます。
1998年に23階建てのリバティタワーに建て替えられました。

道を挟んで反対側の2つのビルは、どちらも主婦の友社のビルでしたが、今は日本大学の施設です。
一帯は、1960年代末期の学園紛争のころには「神田カルチェラタン」などと呼ばれました。
屋上にいるのは明大の学生でしょうか、やはりヘリを見上げます。

そして中央大学。
この一角は今は損害保険会社の本店です。
手前の一風変わった建物は図書館です。

ニコライ堂です。
正式には「東京復活大聖堂」といい、1891年、明治24年に建てられました。
関東大震災で大きな被害を受けましたが、戦災は免れ、1962年、昭和37年に国の重要文化財に指定されました。
高さ39メートルのドームが目立ちます。
今では高層ビルに囲まれてしまいましたが、その威容は健在です。

御茶の水駅に到着しました。
地下鉄の線路が顔を出しています。


現代の神田駿河台です。
御茶の水駅の左側の橋のそば、ビルの向こうに、まもなくニコライ堂が見えてきます。

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