環境省と原子力規制委の新庁舎移転「目途は2025年度中」[2022/03/18 18:58]

 環境省と原子力規制委員会の庁舎移転について山口環境大臣は「めどは2025年度中」と明らかにしました。

 18日の閣議後会見で山口環境大臣は環境省と原子力規制委員会の庁舎移転について触れ、「入居は2025年度中をめどとしている」「新庁舎の環境面の性能については最先端の環境を整えるというのができれば、本当は一番あるべき姿だと思う」と話しました。

 環境省によりますと、移転先は旧日本郵政本社ビルで、当初、2020年度中の移転を予定していました。

 しかし築50年以上経つビルの耐震性不足が判明し、追加工事が必要になったうえ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、移転は5年遅れる見込みです。

 山口大臣は、再生可能エネルギーの活用を最大限進める省として、新しい庁舎は太陽光発電や燃料電池、高断熱化などの省エネで、エネルギー収支をゼロにする「ZEB=ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」を目指したいとしましたが、担当課によると、庁舎が古く様々な制限があるということで現時点では、収支ゼロにはならないということです。

 現在、環境省と原子力規制委員会は別々の庁舎に入っていて、それぞれ移転し1カ所に集約することで、賃料の削減などを図るとしています。

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