国交省、辺野古移設巡る沖縄県の設計変更不承認を取り消し[2022/04/08 16:22]

 沖縄県が去年、在日アメリカ軍普天間基地の移設を巡って設計変更を不承認としたことについて、国土交通省が8日、これを取り消して県に4月20日までに承認するよう勧告しました。

 普天間基地の移設を巡っては、沖縄防衛局が埋め立て予定地の名護市辺野古の海域にある軟弱地盤を改良するため、沖縄県に設計変更を申請していました。

 しかし去年11月、沖縄県の玉城知事が重要地点の調査が行われていないなどとして承認しなかったことから、沖縄防衛局が対抗措置として、行政不服審査法に基づいて国土交通省に不承認の取り消しを求める審査請求を行いました。

 これを受けて国交省は8日、双方の意見や専門家の鑑定などを踏まえ、沖縄防衛局からの請求を認めて県の不承認を取り消すとともに、県に4月20日までに設計変更を承認するよう勧告しました。

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