初の「特定少年」…実名報道に弁護人が“遺憾” 甲府市夫婦殺害事件[2022/04/11 21:17]

 甲府市で去年、夫婦が殺害され住宅が全焼した事件で、検察が初の「特定少年」として起訴した被告について弁護人が、実名報道は「遺憾」だとするコメントを発表しました。

 検察は、今月1日に施行された改正少年法の「特定少年」として19歳の被告を起訴しました。

 被告の弁護人は次のようにコメントを出しました。

 「検察庁から公表がされたことに伴い、一部報道機関により、被告人少年の本人特定事項が報道されたことについては、当方の申し入れが認められず、遺憾です」「少年法改正の趣旨や経緯を踏まえ、少年の健全育成、更生が不当に妨げられることのないよう、少年の本人特定事項を摘示することの必要性を厳格に判断し、これを摘示するか否かを含め、本事件の報道内容及び方法を慎重にご検討頂くことを引き続き求めます」

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