御嶽山の想定火口拡大に伴い新たな「噴火警戒レベル」運用へ[2022/04/12 15:55]

 気象庁は長野県と岐阜県にまたがる御嶽山で想定の火口を拡大した新たな「噴火警戒レベル」を18日から運用すると発表しました。

 御嶽山を巡っては3月末、火山防災協議会が最新の知見に基づいて想定火口の見直しを行いました。

 今までは剣ケ峰の南西斜面にある1979年に噴火した直径10メートルほどの火口を想定火口としていましたが、見直しでは2014年9月に噴火した際の火口列などを加えて幅500メートル、長さ1100メートルの範囲に拡大しました。

 気象庁は、この想定火口の見直しを受け、新たに改定された御嶽山の噴火警戒レベルを今月18日午後2時から運用します。

 現在、御嶽山の噴火警戒レベルは「2」の火口周辺規制で、レベルがこのままであれば、新たな想定火口の縁から1キロ以内が立ち入り禁止となります。

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