「政府の対策機能せず」新型コロナ第6波 病院の実態調査[2022/04/23 07:21]

 新型コロナ第6波における医療機関の実態を調べた団体が会見し、「政府が準備した対策は機能せず救える命も救えなかった」と訴えました。

 医療機関の労働者らで構成される日本医労連の調査に全国176の病院が回答しました。

 それによると、岸田政権が第6波に備えて病床を増やすことをなどを求めたのに対して中等症と軽症向けの病床を増やした病院は27.3%にとどまったことが分かりました。

 調査では8割以上の病院が政府の対策が「機能していない」あるいは、「機能しているか分からない」と答えたということです。

 また、救急搬送の受け入れを断った病院も全体の34.7%にあたり、日本医労連は「離職者も増えていて政府の対策は機能しなかった」と指摘しています。

こちらも読まれています