故郷を思い…渋谷で3年ぶりに「おはら祭」が復活[2022/05/15 19:40]

 若者の街、東京・渋谷で3年ぶりに「祭り」が復活し、大きなおはやしの声が戻ってきました。

 着物や法被などを着た踊り手たちが渋谷駅前のメインストリートを元気いっぱいに練り歩いていきます。

 「おはら祭」は、鎌倉時代から深い縁がある渋谷区と鹿児島市が一緒に盛り上がる祭りとして1998年から渋谷駅前で開催されてきました。

 鹿児島市では南九州最大の祭りとして開催されていて、渋谷のこのお祭りでは、鹿児島県や関東で暮らす鹿児島県出身者などが「踊り連」と呼ばれるチームを作り、思い思いの踊りを披露します。

 鹿児島県出身・参加者(70代):「とてもうれしいです。鹿児島でもコロナを心配しながら開催しましたので、渋谷でも開催してほしいなという思いがありましたので、お互い元気に踊ったり、見て下さることは非常にうれしい」

 鹿児島県出身・見物客(40代):「鹿児島出身なんですよ。おはら節を聞くと“血が騒ぐ”といいますか、なかなかこのご時世、実家にも帰れてないので、音楽を聞くと和むというか懐かしい。皆さんにおやっとさあ(お疲れさま)と言いたいです」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、これまで中止となっていましたが、参加団体を減らすなどの感染対策を行い、3年ぶりの開催となりました。

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