JR中央線で緊急停止中の電車ドアを乗客が開け約50分運転見合わせ[2022/05/16 18:35]

 緊急停止していたJR中央線の電車のドアを乗客が開けたため、東京都内のJRの電車が50分近く運転を見合わせるトラブルがありました。

 16日午後4時ごろ、JR埼京線池袋駅のホームから人が転落する事故があり、埼京線の運転士が電車の緊急停止ボタンを押したため、周辺を走る山手線や中央線、総武線などのすべての電車が自動的に停止しました。

 山手線などはすぐに運転を再開しましたが、中野駅と新宿駅の間で止まっていた中央線の東京行き上り電車の乗客が午後4時3分ごろ、何らかの理由でドアを開けるボタンを押してしまったため、複数のドアが開いてしまい電車を走らせることができなくなりました。

 JR東日本によりますと、このトラブルで中央線の快速電車と並行して走る総武線の各駅停車が安全確認のため全線で運転を見合わせ、午後4時47分にようやく運転を再開しました。

 ドアは開いたものの線路に降りた人はなく、けが人もいないということです。

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