線状降水帯予測情報「出なくても大雨の可能性ある」[2022/05/18 20:35]

 気象庁は本格的な雨の季節を前に、来月から始まる線状降水帯の半日程度前からの予測情報などについて説明を行いました。住民の避難の際の判断や行動につながるよう努めたいとしています。

 気象庁・酒井亮太気象情報企画官:「気象庁では6月1日から、半日程度前の線状降水帯による大雨の発生の可能性の情報を出していきますので、住民の方は大雨災害に対する心構えを一段高め、ハザードマップや避難場所、避難経路を確認して頂きたい」

 線状降水帯に関する半日程度前からの呼び掛けは、予測ができれば「九州北部」など全国を11ブロックに分けた単位で発表されます。

 ただ、的中率は「4回に1回程度」だということです。

 気象庁は、この情報が発表されなくても大雨になることは十分あり得るとして、他にも発表される防災気象情報も活用するよう呼び掛けています。

 また、6月13日からは自治体が出す避難指示の目安となる指定河川の「氾濫危険情報」について、実測値だけでなく予測に基づいて発表できるように運用を変更します。

 さらに30日からは、気象庁のホームページで見られる災害の発生危険度を確認できる「キキクル」についても、警戒レベルの色と表記を統一することで危機感をより分かりやすく伝えたいとしています。

こちらも読まれています