大学生の就職率95.8% 2年連続で減少 厚労省[2022/05/20 09:28]

 厚生労働省は、3月に卒業した大学生の就職率が95.8%だったと発表しました。依然として新型コロナの流行前の水準には戻っていません。

 厚労省によりますと、3月に卒業した大学生の就職率は、前の年から0.2ポイント減少し95.8%でした。

 就職率の減少は2年連続で、コロナが拡大する前の2020年3月に卒業した学生と比べて2.2ポイント下回っています。

 コロナの影響を受けやすい観光や航空などの業界で、依然として求人が厳しい状況にあるとみられます。

 一方、専門学校生の就職率は、前の年から3.5ポイント改善し94.7%で、コロナ禍でも求人が持ち直しつつあるのではないかとしています。

 厚労省は「今後もコロナの状況を注視しつつ、就職支援を行っていく」としています。

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