「91年前のステンドグラス」警視庁本部庁舎で展示[2022/05/25 21:01]

 91年前に製作され、東京・霞が関の警視庁の旧本部庁舎に使われていたステンドグラスが修復され現在の庁舎でお披露目されました。

 25日に警視庁本部の1階ホールでお披露目されたのは、縦1.6メートル、横2.3メートルのステンドグラスです。

 これは今から91年前の1931年(昭和6年)にできた警視庁の旧本部庁舎の中央ホールの天井に使用されていたものです。

 1977年(昭和52年)に旧庁舎が取り壊される際、ステンドグラスの大部分は処分されました。

 その後、一部は1980年にできた現在の庁舎の喫茶室で飾られていましたが、再び処分が検討されました。

 ところがこのステンドグラスが、衆議院の本会議場の天井のステンドグラスも製作したステンドグラス職人の故・別府七郎さんが製作した歴史ある貴重なものだとわかり、修復して改めて展示することになったということです。

 警視庁の中村一彦施設課長は、「1874年(明治7年)にできた警視庁は、2年後に創立150年を迎えるが、歴史の1ページとして見てほしい」などとしています。

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