東京都 大学で6人に“ほぼ生理食塩水”を接種 コロナワクチンを薄めすぎて…[2022/05/26 22:15]

 東京都は大学生向けの新型コロナウイルスのワクチン接種で、誤って生理食塩水で薄め過ぎたワクチンを接種してしまったと明らかにしました。

 東京都は25日、東京・小金井市の東京学芸大学に看護師らを派遣して大学生ら80人にファイザー製のワクチンを接種しましたが、このうち6人分について生理食塩水で薄め過ぎたワクチンを接種したということです。

 ファイザー製のワクチンは、通常の接種の際は生理食塩水で5倍に希釈しますが、誤って25倍に薄めていました。

 都の担当者は26日、「効果のない『ほぼ生理食塩水』を打ってしまった」「若者に接種を促進するなかの事故で大変、重く受け止めている」などと謝罪しました。

 接種を受けた80人のうち、希望者には抗体検査をして抗体ができているか確認するということです。

 都は若者の3回目のワクチン接種が進まないことを課題としていて、2月から都内13の大学に看護師を派遣してこれまでに大学生ら640人に接種をしてきていました。

こちらも読まれています