小倉美咲さん死亡判断 母親が初めて心境を明かす「今も無事に戻ってくることを…」[2022/06/03 20:35]

 山梨県道志村で行方不明になった小倉美咲さんについて、警察が死亡したとの判断を示してから初めて母親がホームページで「今も無事に戻ってくることを信じています」と心境を明かしました。

 警察は先月14日、道志村の山中で見つかった人の肩甲骨について、3年前に行方不明になった小倉美咲さん(当時7)とDNA型が一致したと発表し、死亡しているとの判断を示しました。

 これを受け、初めて美咲さんの母親のとも子さんが今月3日夜、ホームページで心境を明かしました。

 「DNA鑑定は理論上、100%だと言い切ることは不可能なようですので、美咲ではないという可能性が少しでもあるのなら…と、母親として今も美咲が無事に戻ってくる事を信じていますし、また美咲をこの手で抱きしめたいと願っています。ご理解頂くことは難しいかもしれないと思っておりますが、これが今の私の正直な気持ちです。警察からDNA鑑定結果の報告を受けた時、頭が真っ白になり何も考えられず、全く言葉が出ず、ただただ涙だけが溢れていました。あれから2週間以上が経ちますが、今でもこれが現実なのか分からず、受け入れることができず、残された可能性を考えてしまいます」「ずっと美咲の無事を祈りながら過ごしてきました。警察の方から口頭でDNA鑑定の結果を説明されただけでは、娘を諦めることはできず、とても受け入れることができません。警察の捜索は今も続いており、まだ私の手元には何一つ届いていません。今、私の元にあるのは美咲と一緒に笑顔で幸せに過ごしていた思い出と未来への小さな希望だけです」「あの時の美咲の笑顔や愛おしい姿は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。その記憶は全く薄れていません」「私が『娘の無事を今も信じている』こと、ご理解頂けるものではないと思っております。様々なご意見やご批判が寄せられるだろうとも思っており、今このような状態で公に言葉を発することに関してずっと悩んでいました。ただ、今まで長くご協力頂き支えて下さった皆様に対して感謝の言葉一つも伝えることができていないことが申し訳なく思っていました」「娘に関心をお寄せ頂き見守って下さっているすべての皆様のこれまでのご協力に心から感謝しております。本当にありがとうございます」「あの日からこの2年8ケ月の間、美咲が無事に帰ってきてまた笑顔で一緒に生活ができることだけを信じて活動してきたので、4月からの出来事に頭と心の整理がつかず、今はこれだけしかお伝えできないことをどうかお許し下さい」「美咲と笑顔で抱き合える日が来ることを今も心から願っています」

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