ナマズ、エビ、豚など…“10億円詐欺”だまし取った金で投資事業を拡大か [2022/06/09 20:05]

 10億円に上る持続化給付金の詐欺事件で逮捕された谷口光弘容疑者について、だまし取った金を現地でエビの投資に充てていたとみられることが分かりました。光弘容疑者が勾留されているインドネシア・ジャカルタの入国管理局から報告です。

 (藤原妃奈子記者報告)
 入国管理局のビルの9階に谷口容疑者は勾留されています。インドネシア当局の捜査の情報が関係者から入ってきました。

 光弘容疑者はインドネシア国内の潜伏先ランプンでナマズとエビの事業同じスマトラ島の中部のパダンでエビの養殖をしていたとみられています。

 さらに、ジャカルタの東側にある都市で養豚場を、少なくとも合わせて4つの事業を行っていたとみられています。

 日本の持続化給付金に関する詐欺行為で得た金をこれらの事業の初期費用に充てていたとみられています。

 また、今後、いつごろ光弘容疑者が日本に強制送還されるかという点がポイントになってくるかと思います。

 今回は日本の警視庁の警察官が職務として身柄を拘束されている日本人を引き取りに行きます。この場合、通常のパスポートではなく公務員が公務で渡航する際に発行される公用旅券が必要になります。この公用旅券の発行には1週間ほどかかるということです。

 そのため関係者は光弘容疑者の強制送還も最速で1週間後になるだろうと話していました。

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