予報士のつぶやき 梅雨寒のち、夏の暑さがやってくる[2022/06/15 15:05]

きょう15日、東北地方の梅雨入り発表があり、
これで梅雨がない北海道を除いて、
沖縄から東北まですべて梅雨入りとなりました。

今年の6月前半は、特に関東地方で
いわゆる「梅雨寒」と呼ばれる
気温が低い日が多かったことが特徴です。
街中でも長袖を着ている人が多いですよね。

ただ、この肌寒さはきょう15日までです。
あす16日からは、気温がグッと上がり
「真夏日」の暑い日が多くなる予想です。

ポイントは高気圧の主役交代。
6月前半の主役は「オホーツク海高気圧」でしたが、
6月後半からは「太平洋高気圧」が主役となりそうです。

「オホーツク海高気圧」は
北日本や関東に冷たく湿った空気を送り込みます。
6月前半はオホーツク海高気圧が強まりました。

一方、「太平洋高気圧」は
高温多湿の空気を列島に送り込みます。
6月後半からは、お待たせしましたと言わんばかりに
「太平洋高気圧」が強まる予想です。

あす16日からは、「真夏日」が続出するなど、
全国的に夏の暑さになりそうです。
また、湿度も高く、蒸し暑くなります。
梅雨寒から一転、急激な気温上昇になるため、
熱中症により一層注意が必要です。

あす16日以降の蒸し暑さを覚悟の上、
体調管理を万全にお願いします。

テレビ朝日気象デスク 山口晃平

こちらも読まれています