知床の観光船が再開 事故を教訓に3社が自主ルール[2022/06/16 12:05]

 北海道・知床沖で観光船が沈没した事故を受けて運航を自粛していた他の観光船が営業運航を再開しました。

 16日、営業運航を再開したのは斜里町ウトロで小型観光船協議会に所属する3社のうち「ドルフィン」と「ゴジラ岩観光」の2社です。午前10時の便は19人の観光客が乗船しました。

 東京からの観光客:「2月くらいから計画していたので楽しみ」

 山梨からの観光客:「(安全対策が)強化されているから、それほど不安はない」

 今回の事故を教訓に小型観光船3社は出航は必ず複数の業者で判断し単独運航を避けることや、確実な連絡手段を確保することなどを定めたルールを設けています。

 一方、北海道運輸局は16日、事故を起こした運航会社「知床遊覧船」に対して国の特別監査で19の法令違反があったとし、事業許可取り消しの行政処分を行いました。

 事故を理由に事業許可が取り消されるのは全国で初めてです。

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