原子力規制委員長 最高裁判決に談話[2022/06/17 19:52]

 福島第一原発事故の避難を巡る集団訴訟の最高裁判決を受け、原子力委員会の更田豊志委員長は談話を発表しました。

 更田委員長は今回の判決で国家賠償法上の違法性は認められなかったものの、当時の原子力規制には様々な問題点が指摘されてきたと述べました。

 そして、原子力規制委はこれまでの規制行政への深い反省のもとに自然災害や過酷事故への対策などを盛り込んだ新規制基準を作り、なおも新たな知見を取り入れ続けていると指摘しました。

 そのうえで、引き続き規制の不断の見直しに務める一方で「福島の復興に向け、福島第一原発の廃炉が安全かつ着実に進むよう十分な監視や指導を行って参ります」と結んでいます。

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