気象衛星「ひまわり」の後継機に3次元解析装置 線状降水帯の観測精度向上へ[2022/06/22 03:06]

 現在運用している気象衛星「ひまわり」の後継機として、全く新しい3次元解析装置を搭載するべきという有識者の提言がまとまりました。

 気象庁の懇談会で提言された「赤外サウンダ」と呼ばれる装置は、大気を3次元に観測できて雲の動きなども立体的に捉えることができます。

 この装置で水蒸気の動きをつぶさに捉えることで、線状降水帯や台風の予測の精度も上がるとされています。

 現在運用されているひまわりの8号と9号は2029年度にそろって設計上の耐用年数を迎えるため、来年度から後継機の製造が始まる予定です。

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