「責任100:0と思っていない」個人情報管理に問題は…尼崎市“USB”見つかる[2022/06/24 23:30]

尼崎市民46万人の個人情報が入ったUSBを紛失した問題で、24日、そのUSBが見つかりました。

尼崎市からUSBを運び、仕事終わりに大阪府吹田市で記憶をなくすほど飲んでしまった委託業者の男性。24日早朝からなくした本人と警察官、あわせて30人以上で立ち寄ったと思われる場所を探していました。

なくしたかばんが発見されたのは、男性が立ち寄った飲食店から1キロほどの範囲の場所でした。中にはUSBがそのまま入っていましたが、パスワードは変更されておらず、今のところ、悪用された形跡はないということです。

管理態勢に問題はなかったのか。そもそも、吹田市のコールセンターまで、USBを男性1人が運んでいます。
BIPROGY株式会社・竹内裕司関西支社長:「(当社では)個人情報が含まれるものを、やむを得ず外部に持ち出す場合、複数人、しかも発注されている企業と一緒に複数で確認しながら運ぶ」
さらに、移行が完了した時点で、不要になるはずのUSB内のデータは消去されることはなく、そのまま残っていました。

尼崎市は、業者への賠償請求の可能性について、こう述べました。
尼崎市・稲村和美市長:「業者と市の責任は『100:0』だとは、今のところ思ってないので、精査をして、然るべき対応をしていきたい」

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