臨場を待っている人のもとへ…警視庁「水難救助技能検定」初公開[2022/06/27 23:31]

 警視庁の特殊救助隊員らが水難事故の現場で活動するための「水難救助技能検定」の様子が初めて公開されました。

 田浦喜之災害対策課長:「水難救助は自分の命を守りながらの水と戦い、そこには皆さんの臨場を待っている人がいます」

 公開されたのは潜水など水難事故現場での救助活動に必要とされる基本的な技術があるか確認する初級の検定です。

 今回の検定には潜水士の資格を持つ特殊救助隊員や機動隊員ら35人が参加していて、合格した人だけが水の中での救助活動に携わることができます。

 深さ5メートルのプールを使い、おぼれている人を陸に引き揚げ、心肺蘇生するなどの実技試験が行われました。

 検定に唯一女性で参加した災害対策課の萩原恵梨巡査長(35)は「資格を取得して水難救助部隊の一員となり災害に備えてこれからも訓練に励みたい」と話していました。

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