駅係員などへの暴力行為 加害者の6割近くが飲酒[2022/07/04 16:57]

 日本民営鉄道協会によりますと、2021年度に発生した駅係員や乗務員などへの暴力行為は406件あり、加害者の6割近くが酒を飲んでいたということです。

 日本民営鉄道が行ったJRを含む大手16社へのアンケートによりますと、今年3月までの1年間で駅係員や乗務員などへの暴力行為が406件あり、前の年の同じ時期より29件増えました。

 緊急事態宣言やまん延防止措置による外出自粛要請があったものの、ワクチンの普及などで鉄道の利用者が増加し暴力行為の件数も増えたのではないかということです。

 暴力行為をした人は6割近くが酒を飲んでいて、土日の発生が多く、およそ4割が午後10時以降の深夜帯でした。

 JR東日本によりますと、酒を飲んだ客同士のトラブルを仲裁する際や車内で寝ていた客を起こす際に駅の係員が暴力を受けたケースがあったということです。

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