気象庁アメダスの欠測、国交大臣がKDDIに「契約に基づき対処」[2022/07/05 11:44]

 KDDIの大規模な通信障害の影響で、気象庁の地域気象観測システム「アメダス」の一部観測点でデータ収集ができなくなったことを受けて、気象庁が契約に基づき損害賠償について適切に対処すると発表しました。

 斉藤大臣:「アメダスによるリアルタイムの観測データそのものは地域の方々や防災関係機関にとって重要なデータとなっております。損害賠償につきましては、気象庁において、KDDI株式会社との契約に基づき適切に対処してまいりたい」

 2日未明に発生したKDDIの通信障害により、気象庁の地域気象観測システム「アメダス」の観測点1284地点のうち、最大でおよそ550地点のデータの収集・配信ができなくなりました。

 気象庁では復旧までの間、気象レーダーや気象衛星などの観測データを活用して防災気象情報を発表していました。

 収集できなかった観測データについては、現地の観測機器に保存されている観測データを可能な限り順次収集していくということです。

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