今回の参院選は憲法違反 『一票の格差』で弁護士グループが全国一斉提訴[2022/07/11 20:18]

 今回の参議院選挙は「一票の格差」が解消されておらず憲法違反だとして、弁護士グループが選挙の無効を求めて全国で一斉に提訴しました。

 人口の多い選挙区で一票の価値が相対的に低くなる、いわゆる「一票の格差」が解消されていないのは違憲だとして、弁護士グループが11日、45すべての選挙区の選挙の無効を求めて全国8カ所の高等裁判所と6支部に一斉に提訴しました。

 今回の参議院選挙では一票の格差が最大で3倍を超えていて、「格差が是正されていない選挙で選ばれた国会議員には憲法改正発議など国会活動することはできない」と主張しています。

 最大で3.00倍の格差だった2019年の参議院選挙を巡っては2021年、最高裁の大法廷が「合憲」と判断しましたが、「格差是正を図る国会の取り組みが進展していない」と指摘していました。

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