南海トラフ単独で防波壁超えの津波想定[2022/07/15 19:45]

 原子力規制委員会の審査会合で中部電力は南海トラフ巨大地震の際、静岡県の浜岡原発に到達が予想される津波の高さを従来より0.2メートル引き上げ、22.7メートルと報告しました。

 現在設置されている防波壁を0.7メートル上回り、何らかの対策が必要となる可能性があります。

 中部電力は巨大地震に伴い津波を引き起こす断層が大きくすべる領域をずらし、複数のパターンで津波を想定しました。

 その結果、去年12月に規制委に報告した22.5メートルから0.2メートル引き上げ、22.7メートルとしました。

 この評価について規制委側からは異論はなく、南海トラフ地震単独で現在の防波壁を乗り越えることが確実になりました。

 今後、さらに高くなる可能性もあります。

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