『BA.5』わかっている特徴…症状続く期間が“平均7日”に 専門家解説[2022/07/19 23:30]

新型コロナウイルスの感染の主流になりつつも、正体が完全につかめていない『BA.5』。これまでにわかっている症状の特徴です。

まず、症状についてです。海外の調査では、BA.5の感染者で多かったのは、倦怠感、せき、熱などです。第6波で流行したBA.1や BA.2と同じ症状ですが、下痢、嗅覚・味覚異常といったBA.1ではあまりみられなかった症状も一定数いました。大きく違うのが、症状が続く期間です。BA.1では平均4日間でしたが、BA.5では平均7日間と長かったということです。

大阪大学・忽那賢志教授によりますと、この調査が限られた患者数の中から集めたデータであり、今後、修正される可能性もあるとしたうえで、「人によっては、症状が続く期間が長くなる分、“療養期間”が長引く可能性もある」ということを指摘します。

現在の“療養期間”の解除基準では、症状がある場合、発症日から10日間経過し、かつ軽快から72時間経過して解除となります。BA.5では、平均7日かかってしまうことを考慮すると、療養期間が10日以上になる人が出てくる可能性もあるといいます。

こちらも読まれています