全国学力調査の結果公表 SNS視聴時間の影響が正答率に現れる[2022/07/28 17:00]

 小中学生を対象とした全国学力調査の結果が公表されました。SNSや動画などの視聴時間が長いほど平均正答率が低くなる傾向が見られました。

 全国学力調査は、4月に小学6年生と中学3年生のおよそ200万人を対象に国語、算数・数学、理科の3科目で実施されました。

 文部科学省によりますと、国語では根拠を明確にするために必要な情報を資料から引用すること、数学ではデータの特徴や傾向を読み取ることに課題があったということです。

 また4年ぶりに実施された理科では、問題の難易度が毎回違うため単純な比較はできませんが、中学生で初めて正答率が50%を切りました。

 他の人の考えの妥当性を検討したり、実験の計画が適切か検討して改善したりすることなどに課題がありました。

 合わせて実施されたアンケートでは、1日に1時間以上スマホなどでSNSや動画などを見ていると答えた割合は小学生でおよそ50%、中学生でおよそ75%でした。

 SNSや動画などの視聴時間が長いほど各教科の平均正答率は低くなる傾向にあるということです。

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