年金の積立金204兆超えで過去最高に[2022/08/05 18:42]

 昨年度の厚生年金と国民年金の積立金の合計が時価ベースで200兆円を超え、過去最高となりました。

 年金の積立金は株式や債券で運用されています。

 厚生労働省の発表によりますと、会社員などが加入している厚生年金の3月の時点での積立金は、前の年に比べて9兆8478億円増えて、194兆615億円でした。

 一方、自営業者などが加入している国民年金の積立金は、前の年に比べて2303億円増えて、10兆5642億円でした。

 2つの積立金を合わせると204兆6256億円となり、前の年と比べて10兆781億円増えました。

 厚労省は「ロシアによるウクライナ侵攻やアメリカでのインフレ対策による金融引き締めなど不安定要素が多かった」としつつも、外国株式の上昇や円安が引き上げの要因と分析しています。

こちらも読まれています