オミクロン株流行期 子どもの発熱・けいれん多い[2022/08/12 20:17]

 デルタ株と比べてオミクロン株が流行した時期は、子どもに発熱やけいれんが多くみられたとする分析結果が発表されました。

 国立成育医療研究センターなどは、デルタ株とオミクロン株がそれぞれ流行した時期に新型コロナに感染して入院した18歳未満の患者合わせて847人を対象に、症状などの違いを調べました。

 オミクロン株が流行していた時に感染した2歳から12歳の4割前後の患者には38℃以上の発熱がみられました。

 これはデルタ株が流行していた時に感染した患者と比べておよそ2倍だったということです。

 また、13歳以上でのどの痛みを訴える患者もオミクロン株が流行した時期に多いことが分かりました。

 一方で、嗅覚や味覚に障害が出た6歳以上の患者は、デルタ株の時に比べてオミクロン株の時では減少する結果となりました。

 研究チームによりますと、オミクロン株の流行前後を比較した大規模な調査は初めてで、「診断を考えるうえで重要な情報になる」としています。

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