神宮外苑 伐採は900本→500本へ[2022/08/17 00:48]

 明治神宮外苑の再開発計画で、樹木の伐採本数を当初の971本から400本ほど少なくする計画に見直されました。

 16日、再開発計画が環境に及ぼす影響を評価する東京都の審議会がオンラインで行われ、事業を担当する三井不動産の担当者と11人の専門家、都の担当者が出席しました。

 これまで、事業者側は神宮球場や秩父宮ラグビー場の移設・建て替えに伴って971本の樹木の伐採が必要だとする計画を示していました。

 これに対し、専門家は「伐採の根拠が理解できない」などと指摘していました。

 事業者が再び調査したところ、一部は保全や移植ができることが分かり、伐採本数を556本にまで減らす計画に見直されました。

 16日の審議会では専門家から「樹形や樹勢の維持という観点を常に持ち続けてもらいたい」などの意見が出されました。

 事業者の三井不動産は4列のいちょう並木は必ず保全し、今後も樹木医らと協議を重ねていくとしています。

こちらも読まれています