また日野自動車でエンジン型式指定申請試験で不正[2022/08/22 18:57]
日野自動車の排出ガスなどのデータ不正問題で、国土交通省が立ち入り検査をしたところ、新たな不正が確認されました。
日野自動車は、特別調査委員会の報告書を受けて8月2日に国交省に対し、これまで公表していた2016年より前の、少なくとも2003年からおよそ20年にわたって、排出ガスのデータ改ざんがあったと報告しました。
これを受けて、国交省が行った本社などへの立ち入り検査で新たに、現在生産されているトラックやバスのエンジン全7機種において型式指定申請の試験で不正があったことが分かりました。
長距離耐久試験で本来2回以上必要な排ガス測定をやっていなかったり、1回しか行っていなかったりしたということです。
日野自動車は国交省に対し、規定の内容を十分理解していなかったことが原因だと説明しています。
国交省は引き続き立ち入り検査をして、対象となるエンジンの基準適合性等の確認を行い、その結果を踏まえ、厳正に対応するとしています。
画像:「日野自動車のオンライン会見」