同居20年以上の“熟年離婚” 割合が過去最多に[2022/08/25 22:01]

 2020年に離婚した夫婦のうち、20年以上同居したいわゆる「熟年離婚」の割合が過去最高になったことが分かりました。

 厚労省によりますと、2020年の離婚件数は19万3253組でした。

 ピークだった2002年のおよそ29万組からは減少傾向となっています。

 婚姻率を踏まえた集計では、結婚した夫婦の3組に1組は離婚した計算になるということです。

 離婚した夫婦のうち、同居期間が5年未満の割合は減少傾向にありますが、20年以上同居したいわゆる「熟年離婚」の割合は21.5%と統計を取り始めてから過去最高となりました。

 同居期間の平均は12年でした。

 人口1000人あたりの離婚件数を表す離婚率は最も高かったのが沖縄県の2.36件で、最も低かったのは新潟県の1.21件でした。

 離婚の形態では協議による離婚が88.3%を占め、裁判は11.7%でした。

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