安倍元総理大臣が銃撃され死亡した事件を受け、その責任を取り辞職を表明していた中村警察庁長官の辞職が26日朝の閣議で承認されました。
中村格警察庁長官は、安倍元総理の銃撃事件を巡る検証などがまとまったのを受けて、辞職の意思を示し、「人心を一新して、新たな警備体制に取り組むべき」と説明していました。
辞職は26日朝の閣議で承認され、谷国家公安委員長は閣議後の会見で「大変短い時間であったが幅広い知見を持ち、包容力があり、優れた統率力がある人で大変残念」などと述べました。
中村氏は去年9月、長官に就任していました。
辞職は今月30日付で、後任の第30代警察庁長官には同期で現在ナンバー2の次長を務める露木康浩氏(59)が就任します。
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