今年の夏も暑さが厳しく猛暑となりましたね。
涼しい海風で、35℃以上の猛暑日になることが珍しい沖縄も
今年は例外ではありませんでした。
さらに最低気温も記録的で、久米島空港では30.0℃。
最低気温が30℃を下回らないのは
沖縄にある全ての観測地点でみても史上初めてのことです。
【最高気温】
新石垣空港35.1℃ 観測史上1位(8/24)
【最低気温】
久米島空港30.0℃ 観測史上1位(8/26)
そんな記録的な暑さとなっている沖縄に、
近づいているのが台風11号です。
29日の夜には目が見え始め、
30日の午前3時には非常に強い勢力となりました。
このあともさらに発達する見込みです。
この発達する台風と沖縄の猛暑には共通点があります。
それが「海水温」です。
沖縄付近は30℃以上あって、平年と比べても1〜2℃高くなっています。
海水温が高い影響で、海風は熱風となり、
夜は気温が下がらず昼間は猛暑に。
さらに、海水温が高いところでは台風は発達します。
あす31日は大東島地方に接近し、最大瞬間風速は70mの予想が出ています。
南大東で史上最も強い風は1961年の65.4mです。
今回はそれに匹敵、もしくは超えるような記録的な暴風が吹く恐れもあります。
一部の家屋では倒壊の恐れもある風の強さです。
その後は、さらに発達しながら週末にかけて沖縄付近に停滞。
南西諸島では大雨や暴風が長引く恐れがあります。
そしてそのあと来週の初めは台風が北上する傾向が見えてきており、
予報士も進路に警戒感を強めています。
テレビ朝日気象デスク 手塚悠介
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