梅雨明けは“実は7月下旬だった”…気象庁が見解 記録的な暑さは「梅雨の中休み」[2022/09/01 16:15]

 6月下旬に全国的に相次いだ記録的な速さの梅雨明けについて、気象庁は1日午後、実際にはおよそ1カ月遅い「7月下旬に明けた」とする新たな見解を明らかにしました。

 気象庁は6月27日から28日にかけて、九州南部から関東甲信までの全国的な梅雨明けを発表し、「全国的に歴史的な早さだった」としていました。

 ところが、その後の気象状況を見ると全国的に7月上旬に「記録的な暑さ」が続き、その後、曇りや雨の日が続きました。

 そのため、気象庁は「暑い時期は『梅雨の中休み』と言ってよく、その後の雨なども含め梅雨に含むべきと判断した」としました。

 そのうえで、「梅雨明けは7月下旬に相次いだ」とする新たな見解を明らかにしました。

 一方、東北地方や北陸地方の梅雨明けは「特定できない」ということです。

 気象庁は、梅雨明けが当初の分析より1カ月ずれこんだ7月下旬になった理由について、「偏西風の蛇行と暖かい太平洋高気圧の張り出しについて、予測しきれていなかった」としています。

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