警視庁 サイバーセキュリティー専門家と連携[2022/09/08 21:52]
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被害が急増しているサイバー犯罪への対策強化のため、警視庁がサイバーセキュリティーの専門家にアドバイザーを委嘱しました。
アドバイザーになったのは、情報セキュリティーの専門家で、IT関連企業で国内外のサイバー攻撃やサイバー犯罪集団などを調査する辻伸弘さんです。
8日、警視庁の池田克史副総監から辻さんに委嘱状が渡されました。
近年、高齢者を中心にインターネットなどに関連したサイバー犯罪に巻き込まれるケースが急増していて、警視庁は、辻さんに警察官の人材育成のほか、サイバー犯罪捜査や被害防止の情報発信について幅広くアドバイスをもらうということです。
辻さんは去年1月から先月まで、日本を含む106カ国で企業などの機密情報が抜き取られる被害があったとして、「サイバー犯罪に無関係ではいられないのが現実。民間の立場で被害を防止する力になりたい」と話しました。