予報士のつぶやき【関東限定情報】台風14号の影響[2022/09/16 14:15]

大型で非常に強い台風14号が列島を縦断する予想です。
予報円の中心を通ると日本海側に進み、関東からは離れたコースとなりますが、関東でもまったく油断はできません。
今回の台風は大型であること、また列島が進行方向右側の「危険半円」に入ることにより、台風から離れた場所でも大雨や強風が予想されます。

関東では、土曜日から雨が降り始め、日曜日から火曜日にかけては警報級の大雨となる恐れがあります。
ピークとなるのは、この中の一日だけですが、
今回は台風の通過タイミングに予報のブレがあるため、現状ではいつがピークになるかなかなか読めません。

また、台風が通り過ぎるまでは雨が続くため、遅くなればなるほど総雨量が増えていきます。

気象庁は土曜日昼から日曜日昼まで最大で、関東南部は100〜200ミリメートル、関東北部は100〜150ミリメートルの雨を予想していますが、台風の動きが遅い場合はさらなる大雨となる恐れがあります。
特に大雨になりやすい場所は、群馬県北部や栃木県北部、それに神奈川県西部のいずれも山沿いです。
3連休、キャンプを予定されている方は、土砂災害の恐れがあるので安全最優先で行動してください。
また、雨が小降りでも川の上流で大雨が降ると、水位が急激に高まります。川には近づかないようにしてください。

風も東京、神奈川、千葉、茨城を中心に警報が出される可能性があります。
強風は最接近時だけではなく、台風が日本から離れるまで長く続くことが考えられます。

看板が飛ばされるほどの強風が予想されますので、早めに屋内に片づけるようにしてください。

最後にもう一度、「関東も油断禁物です!!」

テレビ朝日気象デスク 森口哲夫

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