都立高で名前や顔写真入りの書類紛失 生徒40人分[2022/09/22 16:05]

 東京都教育委員会は都立高校で生徒40人分の個人情報が書かれた書類を紛失し、個人情報が漏洩(ろうえい)したと明らかにしました。

 都教委によりますと、都立狛江高等学校の主任教師は9月1日、受け持っているクラスの生徒40人分の個人情報が記載されている「生徒個人カード」のファイルが自身の机の引き出しからなくなっていることに気付き、副校長に報告しました。

 カードには名前や住所、通学方法、顔写真などが記載されていました。

 当初、学校側は校内での紛失と考えたため「外部への情報の流出や二次被害は確認されていない」としていましたが、19日に警察から「多摩川の河川敷で21人分のカードが発見され、届けられた」と連絡があったということです。

 その後、捜索を行って合わせて32人分を回収しましたが、残りの8人分はまだ見つかっておらず、学校は窃盗の可能性もあるとして警察に被害届を提出しました。

 都教委は「個人情報は施錠できる棚で一括管理するなどして再発防止に努める」としています。

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