小型旅客船などにドラレコ設置を義務付け方針…国交省 知床遊覧船事故を受け[2022/09/29 14:18]

 北海道の知床遊覧船の事故を受けて、国土交通省は小型旅客船などにドライブレコーダーの設置を義務付ける方針を固めました。

 観光船「KAZU1」の事故を巡っては、これまで19人の死亡が確認されましたが、いまだ7人の行方が分かっていません。

 事故の原因について判明していないことも多く、乗客の家族からは再発防止のため、ドライブレコーダーの設置を求める意見も出ていました。

 これを受けて、第7回知床遊覧船事故対策検討委員会で28日、小型旅客船などにドライブレコーダーの設置を義務付ける方針が示され了承されました。

 装置については、市販されている車のドライブレコーダーを想定しているということです。

 しかし、屋根がない渡し船や小型の観光船など、船の構造上ドライブレコーダーの設置が困難な場合もあることから、対象とする範囲をどこまで広げるのかやどのような性能基準を設けるのかなど今後、検討していくとしています。

※「KAZU1(ワン)」は正しくはローマ数字

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