今シーズン初 神奈川県で野鳥のハヤブサから高病原性鳥インフルエンザ 環境省[2022/09/29 18:28]
神奈川県伊勢原市で衰弱した状態で見つかり、その後、死亡したハヤブサから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。今シーズン初めての検出だということです。
25日、伊勢原市の市街地で衰弱したハヤブサ1羽が見つかり、翌日に死亡しました。
鳥インフルエンザの簡易検査を行ったところ陽性反応が出たため、国立環境研究所で遺伝子検査が行われていましたが、29日にH5N1亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは今シーズン初めてです。
これを受け、環境省は野鳥監視などの対応レベルを3段階のうち上から2つ目に引き上げました。
神奈川県はすでに死亡したハヤブサが見つかった場所の周辺10キロを野鳥監視重点区域としていますが、今後、速やかに環境省と調整のうえ、緊急調査を実施するということです。
環境省は、同じ場所でたくさんの野鳥が死んでいる場合は都道府県や市町村役場に連絡するよう呼び掛けています。
画像:神奈川県提供